2014年5月7日水曜日

屋久島ガイド 新村からの手紙 / Skateboarding in 屋久島


スケートボードと屋久島という二つの言葉の間には、一見接点など無いように思えるが、スケートボーディングのルーツを辿ると明確な一本のラインが見えてくる。

スケートボーディング文化の発祥はアメリカ西海岸、カリフォルニア辺りがルーツで、nocalと呼ばれる北部の町サンフランシスコはとかく坂が多くスケート文化の中でもある種オルタナティブであった、ダウンヒルがストリートカルチャーの中に脈々と受け継がれ現在のダウンヒル シーンの礎を築きました。

かくして、屋久島の坂の多さに気付いた私は、当時乗っていたトビウオ船の僅かばかりの給料を貯めて、スピードボードの最先端を走っていたバンクーバーのLandyatchz(ランドヤッツ=陸ヨット)のwedge drop という板を取り寄せて、坂だらけの屋久島で独り、乗り始めたのが2005年ころの話です。

その後、世界的なspeed board ムーヴメントが興り、今では世界中で日々speed boardの動画がどこかでアップされています。

ストリートやランページでは10代から20代にかけて少し齧っていた自分ですが、坂道でのスピードオーバーで制御不能状態には幾度か経験していた のでハイスピード状態の板のコントロール性能に驚き、そのスピード域はスノーボーディングに匹敵するほどというのが実感でわかりました。

と同時にハイスピードのリスクの高さが頭をよぎりました。絶対に硬いものへの衝突は避けねばなりません、とかくヘルメットは敬遠されがちなアイテ ムなのですが、割と簡単に死ねる遊びなので死にたくない人にはヘルメットは最低限のプロテクターといえます。後はスライドグローブこれも必携になります。

以来、家の前の坂から始まり、季節や天候、交通量などを踏まえながら無数のルートを開拓してきました。by sprout 新村(続く)